はじめまして
20年ほど前、私は株式会社ニイミ時計店の三代目に嫁ぎ、「宝石屋の嫁」となりました。
立派な義母のように、商売も家庭もと奮闘しましたが、同じというわけには、いかないものですね。
母たちのように、成長する時代ではなく、お客様は皆さんジュエリーをお持ちの「豊かな時代」になったともいえます。
今とは違い、昭和の時代に母たちが販売した宝石は、デザインこそ使いにくいものも
ありますが、とても丁寧な細工と、今は少なくなってしまった素材の良い宝石ばかりでした。

「もう持っている」というそのお客様の宝石は、私にはとても魅力的で、
古くからのお客様に見せていただくとワクワクします。
この宝石たちを、きちんとお世話することが出来ないかといつしか思うようになりました。
喜石の万華鏡が生まれるきっかけ
そんな中、数年前から買取りがブームとなり、ニイミでもジュエリーの買取を中心とした店舗を出しました。
ところが、お客様がたくさんの買取品をお持ちになることが、ある意味複雑な気持ちです。
買取は喜ばれます、でも、たくさんのジュエリーを壊してしまう
その上、枠を買取、石をお返しするとお客様は「使えないし、いらない。」とおっしゃるのです。
大切だったはずのジュエリーが「いらない」と言われてしまうことがあまりにも残念で
何とかならないかと考えていたところ、万華鏡を作っているカラーセラピストの草木裕子先生に出会いました
万華鏡に入れたら、どんな形でも、大きさでも、大丈夫。
石が喜ぶ万華鏡。そこから2人で考えて「喜石」という名前が生まれました
宝石と歩む人生

万華鏡が生まれたことで、石も喜ぶし、リモデルカウンセラーの資格もとってリフォームや修理やいろんなことで
お客様のご要望に応えられるようになりました。
でも、私の本当の夢は「今、ご家庭にあるすべてのジュエリーを救いたい」
忘れられているもの、どうしてよいか分からない物、誰に相談したらよいか分からない物
そのジュエリーたちは、すべて、愛されていたもの、喜ばれていたものだったはず
だから、その本来の輝きと価値、そしてそこにある意味をもう一度知ることは
持ち主様の生きた証をたどる
ことと思うのです。
後世に残すお手伝いが、宝石屋の出来る最後の役割だと感じています

ジュエリーが大好きです